福岡・沖ノ島
「ダイナミック・豪快・威厳!」


2003年 10月 森 正幸

今年に入って最初で最後の沖ノ島。行きたくてもなかなか行けない幻のスポット。それにくわえ初めてのボートダイブということもあり、出発前から期待で胸をふくらませていました。出発して2時間半、海・海・海の連続・・・期待が頂点に達したとき、噂の沖ノ島が目の前に現れました。先輩ダイバー達に聞いていたとおり、『ダイナミック!・豪快!・威厳!』そのたぐいの言葉がどれもピタリとあてはまるすさまじい景色!!この島の下がどんな海なのか、早く潜りたくてうずうずしていました。今林さんに指導を受け、先輩ダイバーを手本にいざ海へ・・・。 
 1本目 北の鼻潜降してすぐ、今林さんが強烈に指差すほうを見ると、見た事も無い大きさのヒラマサが皆を出迎えるように登場!体長は80cmくらいあったのでは!?興奮していたので、それぐらい大きく見えました。続いて、タカサゴの群れやウミスズメの群れ、アカハタにネンブツダイなど、次々と目の前に現れる数々の魚達と大きな岩に囲まれてテンションが1.5倍に(当社比)!!島がダイナミックなら海中の地形もダイナミック。あっというまに1本目が終わりました。 
2本目 あじご穴潜降してから水深約20m、目の前にはずっと見たいと思っていた自然のアーチ。水面から差し込む太陽光によってほのかに照らされ光輝くアーチを前にし、しばらくぼーっとみとれてしまいました。ソフトコーラルによって飾り付けられたアーチをくぐっているときのテンションはついに2倍(当社比)!!そしてその先にはキンギョハナダイの群れがお出迎え。その他イサキ、エソにキュウセン。まるで別世界にいるような気分になりました。
 帰りの船では海風に吹かれて、皆気持ちよさそうに昼寝をしていました。私はテンションがあがったままだったので、先輩ダイバーと心地よい思いにひたりながらずっと話をしていました。水平線に消えていく夕陽が、言葉では言い表せないほどの『赤』で、とても綺麗でした。何もかもが初めてづくしの沖ノ島。今度行けるときまでには、沢山潜って練習し、もっと満喫できるようにしたい!!と心からそう思いました。



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