ダイビング器材(ギア)入門
ダイビング器材(ギア)、その必要性
水中でのもうひとつのカラダを作るのがギア。
ポイントは、フィット感、バランス感、使いやすさ
 無重力の世界、そう、あのジャック・マイヨールがイルカと遊ぶ青い世界に溶け込んで、美しい水中を自在に遊んでみたい・・・・・
 ならば簡単、スクーバダイバーになろう。しかし、超人ならぬ身では、身ひとつで海に潜るのは無理。そこでギアが必要になるのだ。ギアは、あなたの体を魚のごとく変化させ、水中に遊ぶチャンスを与えてくれる。フィンは推進力を、マスクは水中視界を、レギュレータは水中呼吸を確保し、その他のギアも、それぞれに水中活動に欠かせない役割を担っている。快適で安全な水中散歩を確保してくれるカギ、それがギアなのだ。
 だからこそ、いいもの。自分にあったものを選ぶ必要がある。もちろん、便利なレンタルという方法もあるが、自分だけのギアを持つことで、心ははるかなる海へと誘われる。ダイバーへの1st.ステップ。それは自分のギアを持つことから始まる。ダイビングとはカタチから入るのではなくカタチを整えてから始めるスポーツなのだ。

ギア 役割 選ぶときの着眼点
マスクマスク 水中での視界を確保する 顔にフィットするものを。ストラップを外して鼻から息を吸い込み、マスクが顔から落ちなければOK
フィン
フィン
泳ぎの推進力をアップする 脚力がある人は固めのものを。脚力の弱い人は柔らかいタイプを。素材による硬さの違いにも注意。
スノーケル
スノーケル
水面での呼吸を確保する まず”くわえやすさ”。マウスピースの大きさと自分の口の大きさにフィットするものを。
ブーツ
ブーツ
足部の保護と保温 足の大きさとブーツがフィットするよう試しにはいてみるべき。大きいとブーツずれ、小さいと足指が痛くなる。
グローブ
グローブ
手の保護と保温 潜る場所の水温によって使い分ける。暑いところは薄手のもの、寒冷地は厚手のものを。
ウェットスーツ
ウェットスーツ
身体全体の保護と保温 潜る場所の水温によって厚さ、タイプを代える。
ドライスーツ
ドライスーツ
密封することによる保温と防寒 そもそもは防寒用スーツだが、最近はインナー調節で冬だけでなく春、秋にも利用することが多い。
レギュレータ
レギュレータ
タンク中の圧縮空気を減圧し水中の呼吸を確保する 呼吸したときの空気の出方(抵抗)が製品によって異なる。自分の好みの吸い易さのものを選ぶといい。
オクトパス
オクトパス
レギュレータのセカンドステージの予備 基本的にはレギュレータと同じメーカの使ったほうがベター
BCD
BCD
水面での浮力の確保、水中での浮力バランス 実際に装着してみて、身体へのフィット感をチェックする。とにかく身体にピッタリのものを選ぶのが重要。
ゲージ
ゲージ
空気残量や深度をチェックする コンピュータと組み合わせた場合は残圧計のみ必要となるコンピュータを買うかどうかで買い方を考える。
ダイビング
コンピュータ

ダイビングコンピュータ
安全な水深や、体内に溶け込んだ窒素の放出時間など様々なデータ、警告をする。潜水計画を立てるときに便利 自分のダイビングスタイル(年何回くらい潜るのか、長いツアーに参加することが多いか、日帰りかなど)によってインストラクターに相談のうえ選んでもらうのがよい。
水中カメラ 水中写真を撮影する 身軽に撮りたいなら本体が耐圧式のものを。本格的な写真を撮りたいときはハウジングを検討。
ナイフ
ナイフ
水中でからんだロープや海藻から脱出する 好みのものでよいが、自分にとって取り出しやすいものであることが何より大切。
水中ライト
水中ライト
ナイトダイビングの際などに使用 自分の好みのものでよい。カメラのライトに使うなら、光源として明るいものを選ぼう。
セーフティグッズ ボートから離れたときなど緊急時に使用 1〜2種類、常備品として持っていたい。ダイビングスタイルが決まれば、どんなグッズがいいかわかってくる。
メッシュバッグ
メッシュバッグ
濡れた器材を入れて持ち歩けるメッシュ状バッグ 大きさをよく見て、自分のギアが入る容量のものを。後は好みで。色や形にバリエーションがある。
ダイビングバッグ ダイビングギアと旅行用品を入れるもの たくさん入るから大きなものを買うと重すぎて大変。よく行くダイビングツアーの長さに合わせて選ぼう。

 

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