
お店としては5年ぶりのパラオツアー、個人的には12年ぶり?一時期、年間2回の開催などかなり入れ込んでいましたがマレーシアのラヤンが恒例になりパラオは話題にもならなかったのが現状でした。個人的には23年前から何度も足しげく通ったパラオですが、昔と比べても思ったほどポイントも荒れてなく安心しました。

また、パラオでもダイビングの草分け的存在のスティーブンも元気にボートキャプテンをしていました。実は20年前、彼のガイドでPPR(パラオ パシフィック リゾート)からブルーコーナーへ行く途中のジャーマンチャネルで水面から突き出たサンゴ礁の上でなにやら動いたのを発見。彼に伝えたところボートをゆっくり寄せて近づと何何何と1.5mくらいのワニが日光浴??急いでニコノスⅢ型を手に取り飛び込みましたがワニも驚いたのか水中に消えていきました。スティーブン曰く、『海で見たのははじめて、今回のお客さんはラッキーだ』・・・・彼はそのことを覚えていました。』

今回はKさんのリクエストでソウルで焼肉とお買い物のオプション付き。『インチョン経由なら早い便で行き、ソウルでお昼を済ませ、買い物をしたい。』・・・・ちなみに参加の方4名はKさんですが??皆さんイチモニモナク賛成!!ということで気温30度のパラオへ行くのに厚着に厚着を重ね気温マイナス1度のソウルです。・・・・・インチョンで出迎えてくれた高さん曰く『今日は暖かいね、つい前までマイナス15度とかだったから・・』風景的にも河は全て凍結状態。雪こそ降ってはなかったがそこは南方民族??の私にとって暖かいとは思えませんでした。焼肉最高!!お買い物はお付き合いしただけですが焼肉食べに行くなら寒くても辛抱OKです。

ナンダカンダで深夜にパラオ到着。お泊りはいつものPPR。個人的にも大好きなリゾート。パラオでも他のホテルを利用したことは何度かありましたが超お勧めのりぞーとはPPR。ウエルカムドリンクで喉を潤しベッドに入ったのは3時過ぎ。それにしても風と雨が気に掛ります。集合時間を1時間遅くしてもらい朝9時にスプラッシュへ。

パラオ1本目は深夜到着のため出発時間を1時間遅らせて近場のウーロンへ。
エエエエ~ッ。透明度を疑い??何度もマスククリア??それにしても最悪の透明度。今時期の恋の浦より悪い透明度にビックリ。狙いはメアジの群れにアタックするGTやイソンボ、ハタに大型のナポレオン。途中で出あったメアジの群れを追い続けましたが一瞬、沖のブルーの中から大型のイソマグロが現れたかと思ったらメアジの群れを狙って突進。中層に群れていた小魚たちがそれを察知して全て瀬に逃げ込む風景は『凄い!』の一言でした。

エントリー時は昨日のニュードロップと同じ潮が走っています。ボート上から水面をみても流れているのが分かります。今回ガイドさんは慎重に流れの少ないポイントを選び、違うアンカーへ移動。そうそうこちらのお客さんは年配?『失礼、私のことです』の方やカヨワイ女性ばかり??気を遣っていただいたお陰でゆるやかな流れの中を水底へ。壁伝いに20mを回り込むとコーナー特有の魚の気配。大きな群れを形成したギンガメアジが40m付近からコーナーに凧揚げ状態のダイバーの頭上まで。先にコーナーにいるダイバーへ迷惑を掛けないように早々、壁を伝って浮上します。カレントフックでコーナーを楽しんでいるダイバーグループの後を抜けて空いているスペースに入り込み同様にカレントフックを岩に掛けて撮影タイム。いゃ~っ何時潜ってもコーナーはいいですね。特に潮がいってる時は最高です。

パラオでの最終ダイブはジャーマン。すでに8ハイのボートが・・。落ち込みを16mまで降りてマンタのクリーニングポイントへ。既に先に潜ったダイバーがフィンであおったシルト状の濁りが。待つこと10分。1尾のマンタがやってきました。私達の周りを何度も何度も旋回します。サービス精神旺盛で触れる距離まで寄って来てくれ皆さん大喜び。浮上直前メアジの群れをサメやイソマグロ、ハタが取り囲むシーンを暫く眺めることもできました

いよいよ3日間6ダイブの始まりです。・・・・・・OPボート1本追加してビーチダイブも。お天気は曇り雨、雨曇り、時々集中豪雨??後半西の空に光が・・・。最終日は晴れ???ク~ッ!!街を散策した後はネットでも評判のハンバーガーを。その後は思い思いにPPRでエステマッサージやビーチでスノーケリングなどを楽しまれました。またもやKさん曰く『特設ツアーではなく恒例にしてほしい!』承知しました。ハイ。
2013年 1月 今林 忠義