
博多の港を出てから約1時間。小呂島です。一旦、港の岸壁に接岸しセットアップです。ここは沖ノ島や栗ノ上と違い、港に上陸できるのが嬉しいですね。セットアップ後は私の大好きなテトラです。水深25mにアンカリング。アンカーロープ伝いに海底へ。そこから岸壁のテトラへ移動します。

毎回のごとく、テトラの陰で大きなアラが私達の様子を覗う姿が見れます。テトラを少しずつ上へ上へ。このテトラに生息するトゲトサカは見事の一語につきます。白、黄色、オレンジ色、紫などの根の大草は私のふくらはぎ大???ゆうに1.5mを越す背丈のものも多く、ダイバーを神秘的な??幻想的な??世界へ誘います。テトラの周囲では大きなメジナやニザダイが群れていてその上にはアジやスズメダイ、イサキが群泳しています。キラキラ輝く桜吹雪??魚吹雪とでも言いましょうか。素晴らしい光景です。これだけの生物が集まるポイントは当然、潮通しもよく、大潮がおわり最初の中潮だったのですがかなりの流れの中のダイビングでした。
2015年 8月 今林 忠義