ダイビングのきっかけ
もともと海が好きで小さい頃より素潜りをしていたが、たまたま友人と地元の海でレギュレータをつけて潜ってみると、自分には才能がある、自分より上手いやつはいないと若干勘違いをする。
バディロープとの出会いは
バディロープとの出会いは、27年前ですね。ダイビングのインストラクターになりたいと思い、市内のダイビングショップを訪問し、クラブののりでなく真剣にダイビングをやっていることと、オーナー今林氏の若造にもかかわらず紳士的な対応に心を決める。
ダイビングを始めてみると、オーナー今林氏のダイビングスキルの高さに、どうしたって(逆立ちしたって)追いつかないと、自分勝手な勘違いを打ちのめされる。
素直に今林にそのことを話すと、「自分(今林)の年齢となったときに、そのレベルになっていればいいのでは?」と諭され、その4年後にはインストラクターになっていた。
ダイビングでの最高の感動は
はじめて直ぐに行った男女群島のドキドキするような緊張感昂ぶるダイナミックな地形。その後行った西表のセキセイサンゴ礁域の透明度30メートルを超える中、柔らかい日差しと頬をなでるような優しい穏やかな風、ピンクとうす紫の混じるような色あい。それらに抱かれる色鮮やかな魚たち。
インストラクション・ガイディング
まずはセルフコントロールを意識しています。というのも緊張は必ず伝わるものだと思っているからです。またインストラクション・ガイディングにおいてはお客様の呼吸と距離感(これが難しい)を意識しています。でも、心からダイビングを楽しんで欲しい。人それぞれのダイビングがあると思うんです。浮遊感を楽しむ人。生き生きとした魚を楽しむ人。海の宝石のようなウミウシを楽しむ人。それぞれのダイビングがあると思うんです。それを見つけて海を楽しんでほしいと思っています。そのためにもいろいろなダイビングの愉しみ方をお見せできればと思っています。
失敗談は
最初の頃はインストラクションもガイディングもすべて完璧でなければならないと思いこんでいて、魚も見せて講習も完璧、それも気持ちよくと、とても力んでいました。当然そうなると無理が出てきます。エアーが残り少なくなってまずい状態にまで追い込まれましたこともありました。そんなんじゃセルフコントロールやお客様の呼吸の段ではないですよね。その失敗から「状況に応じたダイビングがある」ことを学びました。そもそもそんな状態じゃ、安全ってどうなん?って反省しましたね。 「海は待ってくれる」くらいのゆとりを持つダイビングこそが本来のダイビングじゃないでしょうか。
今後の夢
趣味のダイビングを通して、人や社会とつながっていきたいですね。一時期体調を崩していたことがあったのですが、ダイビングに復帰した時の感動は忘れもしませんし、この素晴らしさをもっと多くの方に知ってもらいたいと思っています。
人となり(インタビュアー評)

最後に、萩原インストラクター。ダイビングだけでなく、バイクも趣味だそうで、バイクの話しになると話しが尽きません。本当に詳しい。止まり方だけで、上手いか人か、下手な人かすぐにわかるそうです。ちなみに下手な人とわかったら、少し車間をとるそうですよ。是非、バイク蘊蓄を聞いてください。(今日見た、ホンダの新型バイク(1800㏄)の話をしてくれました)