インドネシア・メナド
「レアのも好きダイバーが泣いて喜ぶベンガ&キマバジョ」

                                              2011年 10月 上田 公成

少し肌寒く感じてきた北九州を飛び出し、目指すは赤道直上付近の南国インドネ
シア・メナドへ。初日はシンガポール泊。宿泊ホテルへ到着後、「外に出て夕食を
とりますか〜」との萩原さんの呼びかけに、皆さん少しお疲れ気味なのか「このホ
テルのレストランでいいんじゃない」と即決。いざエレベーターで22階の展望レス
トランへ。そこに見えたものはテレビで最近よく目にする高層ホテルのてっぺん
に客船のような形をしたものを乗っけていて、スカイプールで有名な「スカイパーク
 マリーナ・ベイ・サンドス」ではありませんか!  
22階のレストランからスカイパーク・マリーナ・ベイ・サンドスを目の前に臨むホテ
ルでの夕食。それだけでもテンションあがるのに、なっななんと!!PM 8時ジャス
ト、マリーナ・ベイ・サンドスホテルとその周辺から色鮮やかに演出される光の芸術
・ナイトショーがスタート!感動的な光彩なす見事な演出に、ご参加の皆さん一同
に「凄いネ〜 ラッキーやね〜」の連発です。最高の場所と時間帯は偶然だったと
しても、わたしの脳裏には「この方々は何かを持っている!きっと最高のツァーに
なるな」との予感を感じながら光のショーを堪能しました。  

翌日、メナド到着。暑いです!さすが赤道直上ですね。32℃くらいだそうですが、
日本と違って意外に過ごし易いのに驚きです。海は青くかなりの透明度が期待で
きそうで、気分は更に高鳴ります。そしてシッテイングバックロールエントリーで海
中世界へ。水温28℃〜29℃です。
すごい! ずぅ〜と向こうまで珊瑚が続いているのが見えます。超感動的ですね。
今まで写真でしか見たことのなかった、ピグミーシーホースや、こりゃまた大きな
青海亀、バンガイカーディナルフィッシュ、ミミックオクトパス、オオミウマ等々・・・
 
どきどきしながら夢中にシャッターを押し続ける毎日です。カレントポイントでは潮
の流れに乗って、優雅にカメラを構えてのフォトダイブ。美しい海と壮大な火山に
よる岩肌とのコントラストは魅力です。まるで海中メリーゴーランドに乗って遊んで
いるようです。ドロップオフの岩肌を上から覗き込むと、フゥーと海底600mの地の
底に吸い込まれそうなちょっぴり怖くなりそうな、神秘的な光景が深く深く続いてい
きます。水面休息中は、現地のパイナップルやバナナなどたくさんの新鮮なフルー
ツをおいしくいただき、その後で「よし、赤道直上で肌を焼くとどれくらいのものにな
るか」とチャレンジです。論より証拠!見事に!?・・・現地スタッフの肌色と同じくら
いいや、それ以上に焼きあがってしまいました。すさまじい太陽光線です!   
スノーケリングで光がたくさん入っている海中を覗くと、きれいな小魚が群れを作
ってたくさんひしめきあっています。これが南国の海なんですねぇ。とっても癒され
ます。そんなこんなで水面休息していると、ブナケン島から来たと思われる現地の
島民がボートに上がって、ブナケンロゴの入ったTシャツを売ってます。皆さん覗き
込んでいた様子だったので「これは私も早く上がって、Tシャツを!」とばかりにTシ
ャツ売りの輪の中へエントリー。あれじゃこれじゃと船内狭しと言わんばかりにTシ
ャツを広げまくって物色していると、後方から「私たちの分までガンバレー」との声
援のような声が?? もしや!と思い皆さんの方を振り返ると・・・他の皆さんはTシャツからかなり遠ぉ〜くへ離れておられ、Tシャツに食いついているのは、・・・そうです、私一人でした。!? ハイ  (結局その場で4枚お買い上げ〜 ) 

リゾートに戻るとそこはココナッツの木々に縁取られたこりゃまた良い感じのリゾ
ート。よく冷えた地ビールを飲みながら少しずつ暮れて行く、素晴らしいサンセット
を眺めながらのリラックスタイム!感動的なダイビングを終えて、余韻冷めやらぬ
少し疲れた体が癒されていきます。またまた、ご参加の皆さま一同で「来て良かっ
た〜」の連呼です。本当に身も心も癒されるというのはこういったことなんですかね
ぇ。気持いいです。!楽しみの一つであるディナーはお肉やお魚をお腹いっぱいい
ただきました。地元の美味しいフルーツもたくさんあります。 お野菜がたくさんあっ
て女性の方は大喜びでしたね。好みに合わせてスパイスを効かせ、美味しくいただ
く皆さんの満面の笑顔は最高に輝いてました。

毎夜、ダイビングの話は尽きることがありません。夜が深まってゆくのも忘れて、楽
しいひと時はゆっくりと過ぎていきます。
のどかで、素晴らしいメナドでの夢のような日々は「えっ!もう終わり?」てな感じで
過ぎ、帰りの身支度を整えてメナド空港へ向かう途中怪しげな暗雲が遥か海上に
湧きあがっています。空港離陸後、すぐに大粒の雨が降り出しました。皆さん一同
に「ラッキーやったね〜」と。・・・・・・間違いありません。この方々は何かを持ってい
ます!!
 
 
今回ツァー期間中に二つのメモリアルもありましたね。一つはKさんの550本メモリアル。もう一つはEさん御夫婦の御結婚記念日。・・・本当におめでとうございました。
最後になりますが、今回御一緒させていただいた皆さん、本当にありがとうございま
した。次回ツァーも一緒に参加できるといいなぁと思います。
それと、最後まで爽やかに引率したくれた萩原さん!テレマカシ〜(インドネシア語で
「ありがとう」)!!!
 
 



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