芦屋沖
「大ダイ・イシダイ・ヒゲダイ・大アラ」


                                                   2011年6月 今林 忠義

3回目の正直ならず4日目にしてやっと開催の芦屋沖です。
当日は震災の救助訓練で朝から芦屋の浜は消防車や救急車が数十台。空からは消防署、自衛隊、
保安庁のヘリコプタが続々飛来し、釣り上げ救助や器材の搬送などなど、異様な光景でした?
さて、海上からその様子をうかがいながら船はベタ凪の水面を滑るように沖を目指します。
波一つない水面から海底に伸びたアンカーロープはかなり深いところまで見えます。
期待を胸にロープを手繰りながら潜降していくと、徐々に透明度が落ちて、17mの海底に
到達した時は5mほどでした。私達の周りを視界ギリギリで大ダイが回っています。
気を取り直して大岩を目指します。根を2つ超えたところでいつものようにイシダイやメジナ
の群れが偵察にやってきました。その群れに誘われるようについていけば例の大岩です。

21mからドドド〜ンとそそり立つ岩の頭は16m。周りをメジナやイシダイが回っています。
大岩の少し手前で皆でその光景を見ていると岩陰になにやら大物の気配が・・・。
いました、いました16kgはゆうにある大アラです。私が隣のIさんに知らせようと指差した瞬間、
岩の裏側へ逃げていきました。IさんはOKサインをくれましたが、もう少しゆっくり見てもらえたら
よかったですが、アラに関して言えば大体、いつものことです。
2本目は一昨年より潜りだした浅場のポイント。アンカー伝いに9m深度の岩場へ。
ここでもメジナやイシダイ、サンノジ(ニザダイ)の群れが岩穴の周りで群れています。
スズメダイとメバルがホバリングしている下を根に沿って移動します。
岩肌には大きな大きな岩牡蠣がビッシリ。透明度は悪く、群れ全体を見渡すことは無理です。
今月末にはアジの群れでもっと賑やかになることでしょう。


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