鹿児島・硫黄島
「秘境!海も最高!露天も最高!」


2009年 5月 古森 弘子

5月3日 日曜日
今回のツアーは、坊津経由竹島・硫黄島です。集合時間AM5:00参加者全員時間厳守で無事に集合、朝食は各自持ち込みにしました。渡辺さん運転のマイクロバスで坊津へ出発、いつものように車中おやすみタイムをとらせていただき途中休憩を取りながらの移動でしたが皆さんの行いが良いのでしょう渋滞に掛かる事なくお世話になる坊津へ早くに到着しました。私にとって坊津は、一年ぶりで延岡同様悔しい思いをした場所です。
去年より透明度は悪かったので期待はずれ、しかし双剣岩で二本潜り昨年のリベンジは無事に果たせました。双剣岩ではなく鵜ノ島を潜りたかったな。次の楽しみは、何と言っても夕食ですね・・夕食の内容はさておき女性陣は、部屋で身体調整&足のマッサージ講習・美顔パック講習と盛り上がりいくつになっても身体が気になる・・・。
5月4日 月曜日
乗船して約2時間の移動、沖へ出ると結構揺れて揺れて船酔いをする人もいました。私は振動でお尻が痛くて痛くて仕方なかった。昼食は船上で食べました。まだかな?まだかな?竹島は?かなり遠くに硫黄島が見えています。そこだけ雲に覆われています。さあ竹島に到着三本目:東風泊「こちどまり」潜行すると透明度が凄い、他のダイバーが遠くにいても「おーーい」って手を振ったら「はーい」って合図を返してくれそうな位です。渡辺さんが手招きしている為移動しようとしたら先頭のMさんに待ったの合図、珊瑚の下に大きなゴシキエビ静かに近寄らないと珊瑚の中に逃げちゃいますよ。少し移動すると何だか不思議な光景を発見、見たこと無い大きな物体が優雅に移動中あれがフォトコンで見たHさんの「象じゃないよ」のコブシメだ。次は、岩陰にこんなのありって思える位スカシテンジクダイのトルネード暫し癒されました。四本目も東風泊です。更に透明度が良くキンギョハナダイ・ソラスズメ・ミツボシソラスズメダイ等等、テーブル珊瑚も素敵です。いよいよ硫黄島へ移動、硫黄島に近づくと山に雲がかかって見えた原因が分かりました硫黄の煙で覆われていたのです。何だかジェラシックパークを思わせるような硫黄?(異様)な雰囲気怪獣が出そうだ。島の入口に近づくと辺り一面信じられない位に真茶色 五本目:電波塔下で潜ります。海の色が青では無く濃紺です。潜行すると何これって感じで透明度の凄さに驚きました。浮遊していたゾウゲイロウミウイを渡辺さんが手にとり珊瑚に這わせくれた初めてのご対面です。大嫌いな海蛇にもご対面「いやだー暫し固まる」ふと頭上を見るとヤガラが優雅に泳いでいます。バブルリングしたかったな。コイボウミウシも沢山いて「どうでもいいですよ」って感じ。無事に上陸後、お世話になる民宿へ徒歩で移動、お腹はグーグー泣いてますが秘境露天風呂体験の為、二班に別れて送迎をしていただく待つ身は長く感じるものです。私達が到着した時、先発隊はビール片手に気持ちよさそうに疲れを癒していました。温泉につかり打ち寄せる波の音を聞きながら飲むビールは最高でした。民宿の夕食もお腹一杯食べて飲んで美味しくいただきました。
5月5日 火曜日
早朝 夢うつつの中、渡辺さんの声が部屋の扉越しに囁くように聞こえた「波が出たよ」私にはそう聞こえ頭がモウロウトしながら「波が出た?いやだー」と言いながら目を閉じると又渡辺さんが小声で「亀が出たよ」「亀が出たよ」と囁いた。私は「えーー亀が出た」って分ったとたん眠気も吹き飛び女性陣に声を掛けてホームウエアー姿のまま髪はボサボサで海辺へ移動、その時は、自分が女性である事を忘れていました。萩原さんが、早朝散歩時に発見したそうです。亀は?どこ?どこ?潮がひいた浜辺にいましたが直ぐに様子がおかしいとわかりました。
まるでブルドーザーが通過した後のように這った形があちらこちらに着いている。亀が海へ戻る事が出来ずにさ迷った跡でした。亀が泣いているようにも見えた私は、亀の出発点を辿って行きました。するとそこには亀が卵を産んだ形跡、胸が熱くなり早く亀を海に帰してほしい一心で「男の人達で亀を抱えてやって」と叫んでいました。
男性陣5名〜6名の中にMさんもいるから大丈夫と思いましたが、相手が亀では少々無理があり全くと言って良いほどビクとも動かず亀の方向転換は男性陣の足でフォローする状態となり1時間は掛かりましたが皆の願いが叶って海に戻す事が出来ました。朝食をいただき、最後のダイビングを楽しみます。
6本目:電波塔下 本日晴天なりで更に濃紺度が増している。潜行するとやはり透明度が素晴らしい勿論カラフルな魚の種類も豊富です。途中渡辺さんが、指差す所を見ると茹でた真っ黒い卵の殻を割ったようなまるでゆで卵?魚がありました。ウミウサギって真っ白で可愛いイメージがありましたが、想像と違った名前を「ウミタマゴ」に変えてほしな。エキジットして休息中「亀がいるよ」の声、指差す水面を見ると亀が私達船の方を見て潜っていきました。「今朝は助けてくれて有り難う」って言ってるように見え感動と同時に幸せな気持ちになりました。海亀が水面から顔を出す事は余りないそうです。
最後7本目は、竹島のポインへ20分程移動しましたが揺れる揺れる、結局20分戻り電波塔下近くのポイント名:恋人岬下 キンギョハナダイ・タテジマキンチャクダイ・オトヒメエビ・ソラスズメもうたまりません最後に悔いの無い思い出作りが出来ました。今から坊津迄、船のゆりかごで約2時間寝るしかないかな?坊津に着いてYさん持参のコーヒー有りがたかった。有り難う御座いました。渡辺さん、長距離運転ご苦労様でした。萩原さん、爽やかな笑顔いつも有り難う御座います。今回のツアーもとても幸せでした。
 



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