福岡・恋の浦
「初潜りは、豚汁でホッ!」


2004年 1月 今林 忠義

明けましておめでとうございます。
今年は予定通りの日程での開催でした。というのは例年1月の海は凪の日は少なく、漁師さんでも月の内5日も仕事がでれきればいいほうで、波打ち際からのエントリーとなると北西の風でブレイクする波がダイバーを寄せ付けずもっと少ない確率です。12月は南風が半月ほど吹き、最近の天気は予測もつきません。しかし、天気予報は高確率で当たっていますね。まぁ予定通りということで参加者も20名を越える盛況のうちに終わりました。
前日のお昼過ぎからインターネットの天気予報にかじりつき、夕方5時の最終決定で即、買出し。倉庫から大なべやお茶碗等を出してきて、準備が始まります。私自身は何もしないのですが・・・。そうそう、豚汁の味見くらいですね。1人2杯当てで分量計算。やれ味噌が足らない、ねぎが少ない、唐辛子は・・などとアーセイコーセイ係りがうるさく言っても、うちのかみさんは黙々と作ってくれました。感謝、感謝です。まぁ、皆さん顔をほころばせて美味しい美味しいと言ってくれたので良かったです。
そうそう、海の中はというと、この時期ホンダワラの成長過程で水面近くまで伸びダイバーのフィンにからんできます。それじゃ潜降と、水中移動に移っても絡んでくるのは同じ。掻き分け掻き分けの移動です。やっと砂地にでて一息。それからがFUNダイブです。水深5mでも昨日からの時化で底揺れ状態の中砂場と岩場の切れ目を沖へ。サザエとナマコの多いこと。中には大人の握りこぶし大のサザエもあります。ここ恋の浦では以前は密漁ダイバーが多く、漁師さんたちも頭を抱えていたのですが、最近はレジャーダイバーがいつも潜っているので密漁ダイバーは駆逐された感じです。その様な事でサザエもナマコも多くなったのではと個人的には考えています。そうそう、私の考えなどは置いといて、海の中ですね。きれいなウミウシを探して皆さんに見せてあげようと努力はしたのですが、視力の関係かなかなか見つけることが出来ません。以前から腕にしているダイブコンピューターの表示もぼやけて見えず、はたまた、携帯電話の表示は全く見えない状態でした。そういうわけでウミウシは見つけられませんでした。終わり?



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