今年初の玄海・栗ノ上
「小潮でも流れる?栗ノ上!」


                             2015年 8月 今林 忠義 

今年初めてというより昨年の栗ノ上ツアーは海況が悪く
全てボツ。博多港から約一時間の海上にポツンと突き
出た灯台のため風を避けるところがなく東西南北どちら
から吹いても潜ることが難しいポイントです。また、ここは
小潮のみ。中潮や大潮でのダイビングは上級者でも厳し
いでしょう。そのため年間スケジュール企画時には潮を
考慮して開催日を決定します。


しかし、海底のロケーションは単純で、水面直下にある山頂から
徐々に深度を下げていけば25m前後の海底にたどり着きます。
そこで左に行くか、右に行くかだけ。この時期、海底を覆いつくす
淡いブルーのトゲトサカが綺麗です。
魚種は玄海ではお馴染みのスズメダイ、コアジ、コイワシ、
イサキなどが廻っています。時折、カンパチやヤズがその群れに
突進する光景を見ることも。
海底付近の岩の積み重なる周囲にはメジナやコロダイ、ニザダイが。
なんと言っても見晴らしのいいときはここから福岡ドームの屋根
が見えます。それほど近い距離にありお魚ワンサカのダイビング
を楽しめるのは他にはないですね。
店を発つのが7:00。2ダイブして港に戻り、店帰着が15:40。
恋の浦2ビーチと変りません。
 


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