特設:芦屋沖集魚灯ナイト
「ナイト大好きTEAMで集魚灯DIVE!」


                                     2011年 9月 今林 忠義

海底に伸びるアンカーロープを船上から照らすと・・・。水深3m〜4mまで
はっきり確認できます。海底付近によどんだ水域がない限りは透明度は
良いだろう・・と潜降。
4mほど潜った所で10mの海底の砂紋がはっきり見えます。OK!!
アンカー周辺でライトワークの講習後、横一列で東西に伸びる根の散策です。

前回のナイトダイブのように肩がくっつくようなこともなく、1m程度の間隔を
あけて前進します。大きな岩がゴロゴロ重なり恰好の魚の住処となっている
根を一つ一つ岩陰や窪みに目を凝らしながら・・・・。
1cmに満たないイカの赤ちゃんが岩陰により添い寝ていたり、大きなチヌや
バリが寝ぼけ眼で岩に衝突しながら逃げていく様を撮影したり観察したり。
ナイトダイブの醍醐味はこういうところにありますね。

日中ではあまり見れない体色の変化や魚体の細かな所まで観察できま
す。それより何より観察できる距離が大きく違います!!
脅かさないように近寄れば目の先5cmでもOK!!
触りはしないけど、その気になれば触ることも可能。
寝ぼけた魚がダイバーにぶつかることもあります。

日頃は敏感にダイバーとの距離をとり、近寄ろうとすれば直ぐに逃げ
出すイカなどもジックリ観察できて中身の濃いダイビングが出来るこ
とも魅力の一つです。
根を一回りして、ボートの方角へ。船長が下ろしてくれた集魚灯の薄明かりが見え、エンジンの回転音が聞こえだします。
近づくにつれて音と明かりの輪が段々大きくハッキリしてきます。

集魚灯の真下から上を見るとイワシの群れが明かりを中心に群れ周ってい
ます。イカも数ハイ来ています。ダイバーの吐き出す泡と集魚灯のあかり、上
を見上げるダイバーの背中で灯るケミカルライトとあいまって何だか神秘的
な世界です。今回は群れ事態は大きくはなかったのですが、次回は別の
ポイントだと・・・もっと凄い・・・との船長の提案。
エキジットしたら保安部の巡視艇がお出迎え!?
岸近くで船上の集魚灯と水中の集魚灯を灯した不審船!??
『只今、ナイトダイビングの講習中で〜す!!』の船長の言葉に
『気をつけて、お邪魔しました。』・・・・
こんな沿岸でイカ漁はおかしいと思いやってきたのでしょう。
『お役目ご苦労様!!』


<−BACK NEXT−>