日帰りり蓋井沈船ダイブ
「え?!うそでしょ!!80kgの大アラにジンベイも??」


                                                      2011年 8月 HAGY

「狐につままれる」とは、どうして物事がそうなったのか訳がわからず唖然としている様子とことわざ辞典に記されておりましたが、まさにそんな心境で蓋井島ダイブを終えました。何故か?・・・、ジンベイ出現!!!けっして夏の衣類甚平が水中を漂っていたわけでなく魚類!衣類でなく魚類!!・・少し後で真相お話します。さて、蓋井島ツアーメインは沈船ダイブです。定期航路用に使用されていた船舶が港を出た程近 い所、係留ブイの下に沈んでおります。大きさはざっと全長約20m、幅5m、高さ4(2+2)m、2艘。係留ロープをつたい潜降すると直ぐに船影が見えてきました。

深度18mで到着し、船首側の朽ちた鋼板の穴からは船内の魚群が見え
隠れします。この日は透明度が良く大きな石鯛の白黒コントラストもはっ
きり見えてましたね。船橋にはネンブツダイが覆うように群れ、船はさまざ
まな魚のりっぱな漁礁になっていました。船尾へ回り水底24mにて差し
込む日差しを遮るようにやってくるアジゴやイサキ(幼魚)の群れにを見て
ると水面の大きなうねりとは対照的に穏やかで気持ちの良い水中散歩で
した。蓋井島のホームペジにはエミュー牧場と元気な島おばぁちゃんの
両方が”特産”とあります。エミューとはオーストラリア原産の大きな鳥で、
平成14年に島おこしの一環で飼い始めたそうです。エミューからとれるエ
ミューオイルなる物を作ってます。エミューオイルはオーストラリア先住民族
アボリジニーの秘薬で傷の手当痛みの

除去、筋肉痛の軽減、やけどから打撲傷など幅広く使われてきた歴史がある
そうです。実際にオコゼに刺された傷に効果があったそうです。もう一方の島
おばぁはといいますと、島に下船しランチ休憩の私達のところに電動3輪でや
ってきて瓶詰めのうにを精力的にセールスしておりました。おばぁから”あんた
らは○○マリンの人達かね?”と何度も同じ質問をうけましたが”違うよ
”と答えた後もまた同じ質問をされてました・・とてもお茶目なおばぁ・・あはは・・。そろそろジンベイザメの真相に迫りましょう・・。ポイントは島の中央付近北側
の海域で、角ヶ崎という突き出た瀬の少し南、赤岩と呼ばれる付近でした。アンカーが水深12m、沖合い北に進み60〜70mで折り返し西側の島に寄って水深10m以浅を帰りエキジット。

 後からエキジットしてきたショップSの代表Aさんが
興奮気味に”びっくりした=!、久々に興奮した〜!!”とただならぬ様子。
その後、船上で記念写真をもと
 に出現時の説明をしてくれました。そぉ〜なんです、私達は誰も見てはいない
のです・・・。(ルートの違いと言えば、帰りも見たチームは行きと同じ深度10〜12mといったぐらいなんですが・・)で=す=が!最寄の海域に同じ時間滞在した事は事実でして・・・・・・・・・。。悔しいというよりは冒頭の「狐につままれた」という心境でした。これからの蓋井島ツアーは熱くなる!んではないでしょうか!この日の気象状況や海域状況を次回の糧となるよう分かる範囲でお知らせし今回のツアー後記とさせていただきます。う〜ん!

 ●ジンベイ撮影はSショップA氏です。


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