2度目のプエルトガレラ。無邪気な子供たちの笑顔に心を癒され、 でも、7カ月前のGWの頃とは少し違う雰囲気に気付く。なんだか、 街がそわそわしている。この日は12月31日。2010年最後の日。 昼間から、時折花火の炸裂音。びっくりする位大きな花火の束を売り 歩く売り子の姿も、5月には見なかったもの。このビーチの年越しの 様子がどんなものになるのか、ワクワクしてしまう。
ホテルにチェックインして、サービスに向かうと、ガイドのロメールがGWと同じ笑顔で迎えてくれた。遠征でなければ、どのポイントも遠くて船で10分位。こんなに街が近いのに、なかなかの透明度。 こんなにたくさんのダイバーが訪れているのに、荒れていない水中風景。ハードコーラルは少ないものの、色とりどりのソフトコーラルが揺れ、熱帯魚が群れ遊び、まるでディズニー映画のよう。「リトル・マーメイド」の曲「アンダー・ザ・シー」が、私の頭の中でエンドレスに演奏される。ビーチからすぐの沈船ポイントには、たくさんの人慣れしたツバメウオが住み、人魚の気分で一緒に泳いだ。
たくさんの人が次々に打ち上げられる花火に見入っている。明確な カウントダウンこそ無かったけれども、その頃になると、各リゾート から一斉に花火が打ちあがり、対岸も花火でチカチカと光って見えた。 間近に火の粉が降り注ぐ中、いろいろな国の人々が笑顔で歓声を上げ る様子は、今まで過ごしたどの年越しよりも感動的で、心から楽しい 夜だった。
<−BACK NEXT−>