フィリピン・パンダンアイランドからアポリーフへ
「懲りずに、また行こう!」


2008年 4月 今林 忠義

話は昨年の11月にさかのぼりますが、乗り継ぎのためのマニラで1泊後の早朝3時半。4時半のピックUPを前に身支度をしているとドアの下から新聞が・・開いてみるとそこには『台風、明日マニラ上陸か・・』の大見出し。『昨年の台風MINAより大型の台風が・・・』私たちがこれから向かうミンドロ島の沖にあるパンダンアイランドはマニラから直線で180km弱。結果、皆さんの残念そうな顔を見ながら1泊2日でマニラをあとに帰国の途に・・
リベンジを期し再チャレンジとなった今回のツアーでしたが、食事はおいといてバンガローの照明、シャワーは最悪!!高級リゾートでないことは出発時から承知していたのですが、これほどとは思いませんでした。まずは部屋の照明・・・クリスマスの家庭用イルミネーションが2個!!?? そうです。 あの小指の先ほどの大きさもないやつです。点灯しても白熱灯10wにも及ばず読書はもちろんカメラのセットUPも出来ない明るさ??いや暗さです。滞在者はそのため夕刻になると大屋根のバーに集合し酒を飲むしかない??これ陰謀??それとてダイビングに来ていて毎晩大酒を飲むこともできず私の場合は8時半に就寝??いや私たちの場合が正しい。
途中目が覚めても『いや〜っまだ今日!!』のアリサマ。辛抱できず起きると外は真っ暗闇。ライトを持って浜辺を散歩するが浜辺には当然のことながら砂しかない。あきらめてまた寝ることも出来ないので浜辺の椅子に腰掛けて星空を見渡す。やがて同様の眠れぬ方が砂浜に出てくる。真っ暗闇の中でしばし歓談。そんな健康的な日々でしたが、海から帰ってのシャワーがまた問題。シャワールームらしきところにシャワーの蛇口らしきものはあるにはある?しかし騙されてはいけない!海水??そう海水のシャワーです。説明ではまず海水のシャワーを浴び、掛り湯じゃなく掛り水として真水らしきものを掛かる。しかも一部屋に水の容器は1つしかなくオオヨソ1人、洗面器5杯程度。私の場合、今更、日本での貧乏生活がどれほど恵まれたものなのかを思い知らされた4日間でした。
ツアー事態、何らかの辛抱は強いられるものですが綺麗好き風呂好きの私?いや私たち日本人には肝心要のシャワーが海水ではリゾートを楽しむ以前の問題。ご参加の皆さんは笑顔で過ごしていただきましたが前情報の収集不足は否めません。しかしながらこのリゾートを基点としてのアポ遠征なので海をとるかリゾートを取るかの選択になる。私たちのコテージはまだ良いほうでフランス人や他のヨーロピアンは長屋風の決して綺麗とはいえない狭い部屋と共同のシャワー・トイレで、一見してリゾートの従業員の宿泊所かと思われる施設で寝泊りしている。
海??そうそう海はですね・・・今まで回数が覚えられないほどフィリピンでのダイビングは経験してますが、行く先々で現地ガイドが口をそろえて『アポリーフは潜ったか?トゥバタハリーフは潜ったか?』・・・と聞いてくるので今回のアポになったわけです。アポの限られたポイントでしたが、確かにポイントによってはパラオのブルーコーナーやラヤンラヤンのゴーゴニアンフォレストに近い魚種、魚影のところもあります。
規模的にはトゥバタハリーフの20/1くらいの大きさですが日帰りができるのが利点??いや欠点?? そうそう最終日に潜ったパンダンアイランドのコーラルガーデンはかなり面白いポイントでした。滞在中の全てのダイブは1時間程度。長いものは1時間10分ってのもありました。ダイビングに関してはログを見てください。 ご参加の皆さん大変お疲れ様でした。ご不自由をお掛けしました。 懲りずにまたご一緒お願いします!!!



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