山口・萩・見島
「初めてのボートダイビング


2007年 8月 杉山 由香恵
五島ツアーが見島ツアーに急きょ変更。しかし、私にとっては、どこの島であっても関係ありませんでした・・・というもの、今回が初めてのボートダイビング。5時集合!!と聞き、これは早く寝なければと、前日は、21時には就寝したものの、連日の熱帯夜に加え、極度の緊張で、全く熟睡できませんでした。
そんな不安な気持ちを抱えたまま、萩港から高速フェリー(?)で、70分。見島に到着。お世話になるダイビングショップは、港の目の前でした。「今日の海のコンディションは、ボートダイビングにはいいのかなぁ・・」海を見ても、初めてのため私には分かりません。他のダイバーの方に聞いてみると、「いい方ではないねぇ・・・」という答え。ガーン!!私の緊張はさらに高まってしまいました。
ボートに乗って5分。「トンビラ」というダイビングポイントに到着。しかし、ボートが揺れる、揺れる。その中、他のダイバーさんは、どんどんエントリーし、見えなくなっていきます。気は焦るし、揺れで気分は悪くなるしで、「もうだめだ〜」と思ったのですが、渡辺さんや船長さん(?)に励まされ、なんとか私もエントリーしました。しかし、今度は、波で体がもまれて、息をするのもやっと。この時も、「もうやめたい!!」と思ったのですが、渡辺さんに助けられ、勇気を出し、なんとか潜降。
すると、海の中で呼吸することの楽なこと。楽なこと。海の中は光でキラキラして、「恋の浦」や「はまゆう」とは、全く比べ物にならないほどの魚の種類、群れに感動しました。さっきまでの気分の悪さもすぐに吹っ飛び、「途中でやめなくて本当によかった〜」と心の底から思ったほどです。1本目のダイビングで、水面で波にもまれる時間を短くし、早く潜降することが楽であることを学んだ私は、2本目以降は、どんどん楽に潜降できるようになり、ほんのちょっぴりですが、自信がつきました。
「アーチ」というポイントでは、足の長いクモのような海老「オルトマワラエビ」や、丸々太った「ミノカサゴ」も見ることができました。他にも、今まで自分が見たことのないたくさんの魚に出合ったのですが残念ながら私には名前が全く分かりませんでした。(ごめんなさい・・)ダイビングに対して、少しだけ自信をなくしかけていた私ですが、今回のツアーで、「いつかパラオの海に潜ってみたい!!私にもできるかも!!」と思えるようになりました。
実は、ダイビングを始めたのは、パラオでのスノーケリング体験での感動がきっかけなのです。パラオで乗ったタクシーの運転手さんに、「あなたは、ダイバー?」と聞かれ、「まさか〜」と答えた私ですが、今度は、「もちろん!!」と答えれるかな・・・と思っています。ちなみに、ツアーの夜ご飯はBBQでした。食べきれないほどのお肉に、「さざえ」に「とこぶし(?)」、「うに寿司」も出ました。また、さすが、島。夜空もきれいで、流れ星も見ることができました。最後に今回ご一緒したみなさん、楽しい2日間でした。どうもありがとうございました。



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