熊本・天草
「天草の海道四季を彩る」


2006年 10月 東川 由美

「東シナ海につき出した天草の海は、黒潮と分かれた対馬海流に育まれた、豊かな海です」宮沢りえさんがナビゲートする熊本朝日放送開局15周年記念特別番組「天草の海道四季を彩る」を見て以来、牛深はいつかぜひ行きたい海のひとつでした。先日、その願いがやっと叶い、牛深の海へ行って参りました。最高の天気に恵まれ、気分良く海を見ながらのドライブで牛深へ。
1日目は昼食後「牛深海中公園」の看板前のポイントにエントリー。海中は赤、白、紫、黄のソフトコーラルがカラフルな景色を作っています。しっかり踏ん張って、半開きに口を開けているイザリウオも鮮やかな黄色。タコつぼの中ではタコが卵を抱いていました。あちこちにオコゼやカサゴがじーっとしています。手をつくときは要注意。砂地にはダテハゼやハナハゼがいっぱいいました。イソギンチャクの中にはクマノミのチビ達がチョコチョコ泳いでとても可愛く見入ってしまいます。(でも、1番可愛い顔をしていたのは、夕食のテーブルに乗っていたお造りにされたイシダイさんでした。)
2日目は船で少し沖へ。漁をする船があちこちに出ていて、期待が高まります。海中は期待を裏切らないお魚天国!!立派なテーブルサンゴの上をキラキラとキビナゴが群れで動き、その後を少し大きな魚達が追い回しています。サンゴの陰にはミナミハコフグの赤ちゃんやウツボ、イセエビも!コウイカは岩になりきっていました。
とにかく魚が多く、飽きる事のない海は、1泊4本のダイビングではもったいない!もっとたくさん潜りたい…ダイビング後に温泉に入って、夕食のテーブルに並んだお魚もおいしかった〜!キビナゴのオサシミ絶品です。まずは秋の天草の海でしたが、水温も高めな黒潮の海。それぞれの季節に又訪れたいと思わせる、期待通りの海でした。



<−BACK NEXT−>