モルディブ・ビヤドゥ
「楽園


2006年 8月 濱崎 啓一

ビヤドゥ(BIYADOO Island Resort)はインド洋の楽園、モルディヴ共和国・南マーレ環礁のリゾート島。モルディヴの首都マーレ(Male)からスピードボートで約40分のところにあるスクーバ・ダイビング天国として世界に知られる。北緯3度55分、ほとんど赤道直下に存在する島。
ショップでの集合時間からおよそ20時間。現地時間の24時。島の周囲のハウスリーフが、月明かりで、白く浮かび上がってきた。なんとも神秘的である。
短い睡眠の割りに、時差の関係で目はぱっちり。初日の朝食は、レストランで。以外にも日本人が少ない。7割ぐらいが、ヨーロッパ人。さすがリゾート、カップル比率も高く全体の7割ぐらいだろうか。ラブラブムードが漂うレストランで、まずは腹ごしらえ。味は?「うぅ、、なかなか美味い!」
PADIのダイビングショップでは、日本人ガイドのHideyoさんが、迎えてくれた。一同、ホッとした表情。
モルディブでの1本目のダイブは、チェックダイブとなる。ショップの前の7番ポイントからドキドキのエントリー。マスククリア、レギュレーターのリカバリー等、渡辺さんの事前指導のおかげで、みごと全員パス!そのまま、ハウスリーフに沿ってのダイビングとなった。1本目は、最大深度16メートルと浅かったが、「ショップから数十メートルのハウスリーフで、こんなにたくさんのお魚が見られちゃうの?」というぐらい充実。ここでの印象的な生物は、「2匹のドクウツボ」。ハウスリーフの壁から顔を突き出すその姿は、お化け屋敷を連想させるものだった。
2本目のポイントは「ナポレオン」。ツアーを通して、今回だけのHideyoさんのガイドである。ジャイアントストライドエントリーで、タ凪の水面にドボーン!するといきなりカメと遭遇。何やら岩の間に美味しいものがあるらしく、しきりに顔をつっこんでいる。その他印象深いお魚は、「モンスズメダイ」「クマノミ」「ペアのChaetodon xanthocephalus(なかなか見ないチョウチョウウオ)」「デバスズメダイ」「Acanthurus leucosternon(青いハギ)「10匹ぐらいで泳ぐPlectorhynchus orientalis(日本名不詳)の集団」「マルクチヒメジの50匹ごとぐらいの集団」「岩に隠れた名称不詳の巨大エビ」。浮上直前、お約束の「ナポレオン」も出現。ガイドのHideyoさん、嬉しそう・・。ボート上から、芸能人も利用するという一泊お一人25万円の水上コテージを横目に眺めながら、無事、ビヤドゥーへ寄港。
初日だけは、ナイトも決行。ここでは、デジカメ+フォーカスライトに「miniQ40」を利用した割安セットが大活躍、お昼に比べて、お魚の動きが遅いので、ばっちり激写!「ライトに浮かび上がるネッタイミノカサゴ」「歯抜けの口を開けたままマヌケ顔した巨大モヨウフグ」「コクハンアラの成魚」「ツマリテングハギ」「カメ」などなど。
途中を飛ばしまして、。3日目1ダイブ目、流れがあるチャンネルポイントへ移動中、「マンタが出てるぅ」との事で、急遽マンタポイントへのエントリーに変更。クリーニングポイント近くの砂地の水底でしばらく待機。目の前には、「ガーデンイール」がゆらゆらゆらゆら。ハタタテハゼも顔を出す。結局、マンタは出没せず・・・代わりに、ガイドのShahとHさんが、サンゴ上空のクリーニングポイントを「お手手つないで、ランデブー!」
という感じで、雨季なのに晴天の中、3日間8ダイブ無事終了。
私自身は、初の海外ツアーで、失敗の連続・・・皆様、ご迷惑を掛けっ放しですみませーん。
でも、十分楽しみましたぁ。
渡辺さんをはじめ、ご参加の皆さん、ありがとうございましたぁー



<−BACK NEXT−>