長崎・五島列島
海へと還る人達


2001年 10月 KAORU


あなたは海を見て何を想いますか?
人それぞれだと思います。リラックスしたり、暖かさを感じたり、
怖さを感じる人もいるでしょう。
・・・ところが理由はなんにせよ海は私たちを惹きつけてやまないのです。


初めてダイビングを体験したのは小学生の時でした。
海の中で時間を過ごせる、ということに単純に感動したのを今でも覚えています。
その時から、自分はいつかダイビングを始めるんだと漠然と思っていました。

今回の五島ツアー、私はアドバンスの講習を兼ねてのエントリーでした。
久々の沖縄以来のディープに、
初体験のナイトもあり、緊張と期待でいっぱいです。
すべりだしは好調、ストンと潜降した後はもう自分の世界まっしぐら。
西田さんのベルに何度も呼び戻されながら(ゴメンなさい m(_ _)m)
私のダイビング三昧は幕を開けたのでした。
そしてものの五分もたたない内に出迎えてくれたのが、ウミウシさんです。
これは嬉しい、来てよかったなあと感涙にむせびながらも、
上下左右見るトコいっぱいすぎて一本目から首が痛い・・・。

ナイトでは夜光虫の幻想的な煌めきにしばし夢中。
エキジット後、夜空を見上げると満天の星たち。
山に登ったりキャンプをして見ていた星空とはまた違った綺麗さを、
波の音をBGMに存分味わうことができました。
山にいる時はエンヤが頭の中で流れています。
海は何にしようかなあ・・・、何かおススメ、募集中。

次の日も快晴、透明度はさらに深みを増し、
私たちに見せつけるかのように様々な魚達が横切っていきます。
ゴメン!名前が分かんないや、次は勉強してくるからね!!
とひたすら謝りつつ、バイバイしました。
帰りの車内では皆こんこんと眠っていましたね(西田さん、お疲れさま)。
ちょっぴりいい夢、見れたんじゃあないかな?
今回は講習だったので次からはただのファンダイブで純粋に楽しみに行きたい!!
何があってもそれも楽しい、かなり癒された二日間ではあったけれど。

空気のない世界、容易に人間が入っていけない別世界。
思ったようにはいかない、だからこそ何度もエントリーしたくなるのでしょうか。・・・
それとも海に還りたくなる見えない理由が、何かあるのかもしれませんね。
う〜ん、深い!! 


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