玄界灘に浮かぶ手つかずの海
沖ノ島(おきのしま)は、福岡県宗像市に属し九州本土から約60キロほど離れた玄界灘の真中に浮かぶ周囲4キロの孤島。対馬海流の通り道にあたるため、水温は通常より高く透明度もすこぶるよい。

神宿る玄界灘の孤島

島自体が御神体のため、神領であるゆえ一般人は立ち入ることはできない(2018年より全面禁止となった)。この島に滞在が許されるのは宗像大社の神職ただ一人のみである(10日で交代し常時滞在している))。
女人禁制であり、上陸できるのは許可を得た男性のみとされるが、神職の指示のもと一糸纏わぬ姿で海に入り、禊をする必要がある。他にも、島で見聞きしたものはいっさい口外してはならない。一木一草一石たりとも持ち出すことは禁ずる。などのタブーや掟が千年以上前から受け継がれ、厳重に守られている神聖な島である。御神体島として皇室・ 国家安泰の祈りが連綿と捧げられている
なお、2017年(平成29年)、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして、ユネスコにより世界遺産に登録された。
海の正倉院
沖ノ島で国家的な祭祀が始まったのは4世紀後半の古墳時代と古く、神道・神社の形式の確立、仏教による鎮護国家の比重がたかまったことにより、9世紀末頃に祭祀が終了となった。第二次大戦後に3度の発掘調査が行われ、数万点の出土品が祭祀遺跡から発掘されたが、学術調査が行われたのは、祭祀遺跡の3割程度にすぎず、多くは手つかずの状態である。これにより「海の正倉院」と称されている。(シルクロードを介してもたらされたペルシア産ガラス盃や朝鮮半島由来の金製指輪なども見つかっている)
主なポイント紹介
ダイビングポイントは3つ。主に北側、東側のポイントです。
MAX65:東側の沈み瀬

ピナクル:北側の沖にある沈み瀬

時期にもよりますがウエットスーツで潜る時期はその根の周りを幾層にも重なったイサキの群れが回遊し、ときに大きな真鯛やカンパチ、ブリなども。
アジゴ穴:島の東側

10mから5mにある大きな大きな岩はダンプカーにも積めないほどで圧倒されます。岩の重なった隙間にはメジナやイシダイが出入りしています。イソギンチャクが敷き詰められたような浅場の海底にはクマノミも。
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バディロープのツアー概略
バディロープは、30年前より沖ノ島ダイビングをつづけており、現在では、年間およそ6~7回、6月から10月にかけてツアーを企画しています。
ショップに集合
朝7時までに集合し、同時刻、ワゴン車にて福岡市に向け出発
ダイビングボートに搭乗
ダイビングボートに搭乗し、沖ノ島に向け出発(およそ2時間程度)
ダイビング
沖ノ島に11時くらいに到着し、1本目のダイビング
ダイビング後、静かな入り江に入り昼食と休憩
13時くらいに2本目のダイビング
14時くらいに帰路
ショップ到着
およそ、18時くらいに北九州に帰着