2015年安全祈願!!
「40年以上通う祠へ」


                                   2015年 1月 10日 今林 忠義

今を遡ること40数年、私は以前より興味があったダイビングを
職場の先輩に誘われて始めました。その当時のダイビングは
講習などという確たるものはなく『器材を買うなら今度、一緒に
海に行かんね・・・』程度で先輩諸氏はそのまた先輩から極々
簡単なマスククリアやレギュレタークリアと2〜3の注意事項を
口頭で教わり、その後はブッツケ本番で、何とか先輩についてい
くようなダイビングでした。

 現にこの私も一度だけ先輩と一緒に潜っただけで後は
鶴 耀一郎氏のダイビングに関する本を購入し、自己流で
潜っていた有り様。その本を読めば読むほど、『これは半
端にやっていたのでは命がないぞ!』と気が付いたのでした。
最初はウエットスーツとマスク・フィン・スノーケルをお店の
オーナーに頼んで3回分割で購入。素潜りばかりでは
当然面白くない。スーツの支払いが終わったら即!
親の保証人で信用金庫から借金してレギュレターと
タンクを1本買いました。・・・・??そうです!!
当時はBCDやオクトパスなどはなく、残圧計も発売されたば
かり。一時は残圧計まで買う余力がないので残圧計なしで潜
っていました。そう!!Kバルブですから空気が出てこなくな
り苦しくなる前にバルブのレバーを下げれば残りの30kg/cm
が出てきます。 
そんなこんなで段々のめり込み休みの日は1人で海へ!! 
当時からバディ潜水は推奨されていましたが、なかなか器材一式を
買ってまで潜ろうと言う友人はいません。私をダイビングに誘った
先輩は釣りにのめり込み潜ろうとは言いません。
それではと友人達にスーツと3点セットを買えば大丈夫、大丈夫と
言いくるめ器材を持たないダイビンググループ??らしきものが出
来上がりました。当然、タンクのエアは人数分で分けて潜るので、
1人10分程度??おまけに当時は200気圧ではなく150気圧のタンクです。そのような不自由な状態で活動していたのですがそのうち、

1人また1人とフルセット?購入の友人も増えてきました。それでは
とクラブを結成し一時は新聞の無料広告欄などで会員を募集し、
最多時は10数名で潜っていました。 類は類を・・・と言いますが
何故か酒好きのクラブ員ばかり。何かに託けては飲み事。忘年会、
新年会はもとより春は花見で一杯、夏は早朝から潜り、お昼には
ビアパーティー、秋は月見で一杯。ツアー遠征時は前夜の深酒で
翌日のダイビングはパス。そんな状況で誰ともなく新年会までは日
にちがあるからその前に安全祈願で一杯となった次第です。
前置きが甚だ長すぎましたがそれから欠かすことなく通っています。

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