特設:芦屋沖

『超特大のマダイに大きなアラ、ブリも!』

                                                      2011年7月 今林 忠義

と、言うことで急遽、明日の予約のお客さんへ電話する。Mさん『透明度が悪かったらどうするん。今林さん保証するんね???』・・・『保証はせんけど、先週の芦屋ナイトのときも良かったし、
あれから時化とらんからまづ間違いないよ!』・・・『そうねそんなら行こうか・・・』
などのやり取りの末、特設、芦屋沖が決定!!
予報では12時から少しだけ北東が吹くようなので集合時間を1時間早め、8時45分には港着。沖のポイントへ向けて出港したのが9時15分。はたして!?
今日のダイビングはドリフトです。ポイントの真上で一斉にエントリーし、皆で潜降。
当然船はアンカーを打ちません。5m、10、15m潜降するにしたがい海底の地形が
はっきり見えてきます。『よし!!』・・・言ったかどうかは覚えていませんが、透明度は
まずまず。潜降地点で集合していたら直ぐそばを1mはあるブリが通過。
大岩のポイントへ10mほどのところです。直ぐに興味津々のメジナたちが私達の様子をうかがいにやってきました。西側へ根をそろそろと上りきると例の大岩が見えます。

南北に伸びる根の頂上から少し西側へ降りると、ななな何と大岩の影に大きなアラ
が胸鰭で調整しながらホバリング。その横にも、その横にも大小あわせて4尾の
アラが私達をお出迎え。大きなヤツは15kgはあります。
変に動くと直ぐに岩陰に身を隠すので、私たちも動きません。
アラ達は何か有ったら直ぐに行動に移すべく警戒態勢。しばしにらみ合っていまし
たが根負けしたのか??大きなアラが岩穴に隠れました。

根の周りを回ろうと移動しだした直後、6本〜8本のブリが斜め後方から私達の
前へ。あっという間に通り過ぎていきました。その後も大きな岩がごろごろする周囲を
穴をのぞきながら回ります。穴の奥からアラがこちらを見ているのが分かります。
ふと斜め上を見上げると超がつくほど大きなマダイがかなり近い距離に。
ゆうに8kgを超えています。悠然と侵入者に『ここは俺達の縄張りだ・・』とも言いたげです。
移動中何度となく近寄ってきました。



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